脳科学最新News!!

脳科学に関する最新News!!

▼“速読脳トレ”で脳を活性化させることで認知症を改善


【2017年06月04日】
 目のストレッチと速読トレーニングによる“速読脳トレ”が、認知症の改善に役立つことが検証された。理学療法士によると、速読脳トレをリハビリに取り入れたところ「認知症患者の問題行動(徘徊など)が落ち着いた」「認知症判定テストの点数が正常値に戻った」といったケースがみられた。

《参考:週刊女性PRIME(2017年06月04日付)》

▼ヒトの知能を決める52個の遺伝子を発見


【2017年06月01日】
 アメリカとヨーロッパの合同研究チームは、ヒトの賢さを決める遺伝子を発見したと発表した。
 研究チームはアメリカ・ヨーロッパ国内の78,308人を対象として遺伝子プロファイルとIQテストの結果を比較することで、知能に関係する遺伝子や遺伝子変異を調べた。その結果、52個の重要な遺伝子が見つかった。この研究の結果によれば、『賢い』遺伝子を持つヒトには高学歴、高身長、非喫煙者という特徴が見られ、アルツハイマー病や抑うつ状態、統合失調症、肥満である可能性は低かった。なお、研究チームによれば、今回発見された52個の遺伝子はヒトの知能の個人差の2割程度に影響を与えるもので、実際にはより多くの遺伝子がヒトの知性の形成に関わっているという。

《参考:excite.ニュース(2017年06月01日付)》

▼興奮剤は、チェスプレイヤーの認識能力を強化するか

h2
【2017年01月27日】
 ドイツの複数の大学とストックホルム大学による合同研究チームは、健常者の認識を強化する作用を持つ興奮剤であるメチルフェニデートやモダフィニル、カフェインがチェスのプレイヤーのパフォーマンスを向上させるかどうかを実験によって調査した。
 実験では、39名の参加者それぞれに興奮剤のメチルフェニデート、モダフィニル、カフェイン、プラシーボ(偽薬)のいずれかを与えた。被験者はそれらを服用後にコンピューターを相手とした15分の試合を20回行った。試合から得たデータを分析すると、メチルフェニデート、モダフィニル、カフェインのいずれかを服用したプレイヤーは、プラシーボ(偽薬)を服用したプレイヤーよりも試合中に指し手を考える時間が長くなり、持ち時間を越えることも確認された。なお、試合中に持ち時間を越えたために負けとなった試合を除いた試合では、メチルフェニデートやモダフィニルを服用したプライヤーは、プラシーボ(偽薬)を服用したプレイヤーよりも高い成果を残した。

 研究チームは、この結果とプレイヤーに課した神経心理学の試験結果を併せて、『興奮剤が、時間単位での思考の質や意思決定能力を向上させる可能性は低いが、意思決定に長い時間をかけられる場合においては、興奮剤がパフォーマンスを強化すると考えられる』と結論付けている。

《参考:GizaiNE(2017年01月27日付)》

▼身に付ける服装によって、思考に変化が生じることを発見

h2
【2017年01月26日】
 アメリカのコロンビア大学の研究チームは実験を通じて、人は周囲の人たちよりもフォーマルな服装(スーツなど)を着用し、それを実感している場合に、より創造的な思考を行う傾向があると結論付けた。
 例えば、『ラクダ』を特定のカテゴリーに分類するテストでは、普段着の着用時には“動物”に分類することが多かったのに対して、スーツの着用時には“乗り物”として分類する傾向がみられるというものである。
 『人は周囲よりもフォーマルな服装を着用することで、自身が権力を有するリーダーであると自覚し、思考が抽象的な方向へと傾く』というのが研究チームの見解である。リーダーは、自身が率いる組織の進路について大きな構想を思い描く。すなわち、自身が個別の現場に対処するのではなく、自身がどのように行動すれば組織全体が効率的に活動できるかを考えることで、自ずと思考が抽象的になると考えられる。

 服装の違いによって思考に変化がおよぶのは、服装を着用している本人だけでなく、場合によっては着用者と接する者も含まれる。
 イスラエルの単科大学であるルッピン・アカデミー・センターの研究チームが2014年に発表した論文では、客の服装によって店員の態度が異なることが報告されている。例えば値切り交渉の場合、身なりの整った客よりも、粗末な格好をした客のほうが安価で商品を購入できたとしている。これは、粗末な格好をしている客のほうが購入できる価格の水準が低いために、販売するためには価格を引き下げる必要性があるからだと考えられる。

《参考:@DIME(2017年01月26日付)》

▼毎日1時間の昼寝で、脳が5歳若くなる

h2
【2017年01月25日】
 アメリカのペンシルバニア大学の研究チームは、毎日1時間の昼寝によって脳を5歳若くすることができると発表した。
 研究チームは、65歳以上の被験者3,000人を対象に、アンケート調査を通じて昼寝の習慣と記憶力・認知能力を分析した。その結果、毎日1時間昼寝をしない対象者と比べて、昼寝をする対象者は記憶力・認知力の成績が高いことが分かった。なお、毎日1時間の昼寝をする対象者と1時間以上昼寝をする対象者を比較した場合、毎日1時間の昼寝をする対象者のほうが各種のテストで高い成績を収めた。
 このことから、研究チームは『1時間の昼寝は脳にとって最も適した時間であり、1時間の昼寝を長期的に行うことで脳の老化を大幅に遅らせることができる』と結論付けている。

《参考:Record China(2017年01月25日付)》
h3

▼アイスランドで、違法薬物を使用する若者が減少

h2
【2017年01月24日】
 1998年には、15歳~16歳の若者のうち大麻の使用者が17%だったが、2016年には7%に減少した。なお、飲酒は42%から5%に、喫煙は23%から3%に減少した。
 この背景には、1992年にレイキャヴィク大学のハーヴェイ・ミルクマン教授(心理学)の研究チームが、『ヒトの脳が新しい習慣に依存する傾向』を利用した“ナチュラル・ハイ”を若者に経験させるプログラムを発足したことにある。このプログラムを通じて、ヒトは新しい技術を身に付けた場合に自尊心が高まり、社交性が向上して人生に対して前向きになることが確認された。
 ミルクマン教授はこの結果から、薬物所有者を処罰するよりも、さまざまな活動を通じて“ナチュラル・ハイ”を経験させる方が更生の効果があると述べている。

《参考:ROCKET NEWS24(2017年01月24日付)》
h3

▼“愛”を科学する。男性と女性とで異なる“愛”が、研究によって解明される

h2
【2017年01月23日】
 ロンドン大学のアンドレアス・バーテルズ教授によると、女性にとって恋愛における“愛”は、子育てにおける“愛”と同一であるとされている。
 女性の脳は、恋愛中と子育て中とで同じ活動を示すということが研究によって分かっている。このことから、女性は自身の子どもを愛するように、男性を愛することができると考えられている。これに対して、男性の脳は恋愛中と子育て中とでは同じ活動を示さなかった。なお、男性が女性に感じる“愛”は性欲であるとの研究結果もある。

 男性の“愛”に関する他の研究結果では、男性の“愛”は本能ではなく後天的に獲得される「記憶」であるとされている。この見解では、男性は乳児期に母親によって愛されることでその記憶が短期記憶として脳内の旧皮質の一部(海馬)に記憶され、これが後に他者に対する“愛”となると考えられている。
 旧皮質は、大脳の中で記憶や感情、情動を担っている。これに対して大脳の新皮質は精神や理性、創造を司っており、4歳くらいから発達する。新皮質の発達により、母親から受けた愛の記憶が海馬から新皮質に移行し、後に長期記憶となって男性は“愛”を認識するようになると考えられている。
 この見解によれば、女性は先天的(本能的)に人を愛することができるが、男性は後天的(愛されて育った場合)にしか人を愛することができないといえる。

《参考:Menjoy!(2017年01月23日付)》
h3

▼人工知能は、ヒトを超越するのか

h2
【2017年01月22日】
 ヒトの脳にあるニューロンの構造である“ニュートラルネットワーク(形式ニューロン)”を基にして考案される、コンピューターによる『深層学習』。
 “二層”のパーセプトロン(入力層と出力層から形成される二層のネットワーク)の開発は1950年代の終わりから行われていたが、2000年代後半になってコンピューター技術が急速に進歩することで形式ニューロンの多層化が可能となった。これにより、いわゆる機械学習の成果が飛躍的に向上した。この機械学習は、“層を深くする”という意味で深層学習と呼ばれている。

 深層学習の目的は、『特定の指令・指示において、明確なプログラミングが行われずとも解決策を学習するアルゴリズムの追求』である。これが実現すると開発手法の制約を受けずに機械学習アルゴリズムが自己深化を続けることが可能となるため、ヒトの学習能力や知能を越えると考えられている。

《参考:ビジネスジャーナル(2017年01月22日付)》
h3

▼明治「チョコレートを食べると脳が若返る」研究結果を発表

h2
【2017年01月21日】
 株式会社明治と内閣府革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の共同研究チームは、『カカオ分が70%以上のチョコレートを食べることで大脳皮質(=学習能力に関する脳の部位)の量が増え、脳が若返る』という研究成果を発表した。
 実験では、45歳~68歳の成人男女(男性15人、女性15人)にカカオ分70%以上のチョコレートを4週間にわたって摂取を促し、実験の前後で大脳皮質の量(GM-BHQ)の変化を計測したところ、増加がみられた。
 大脳皮質には学習効果に影響を与える神経細胞が多く存在しているが、年齢を重ねるごとに大脳皮質の量が減少し、学習機能は衰えていく。今回の結果により、カカオ分の高いチョコレートを摂取することで大脳皮質の量が増加すれば、脳が若返る(脳の持つ学習機能が若年時に近い状態になる)可能性があると指摘された。

《参考:財経新聞(2017年01月21日付)》
《参考:ITmedia(2017年01月20日付)》
《参考:zakzak(2017年01月19日付)》
h3

▼マウスの脳に細工をすることで、行動を操作する実験に成功

h2
【2017年01月20日】
 イェール大学の研究チームは、マウスの脳の特定部分のニューロンに光過敏性の特性を持たせ、マウスの頭に光ファイバーを埋め込むことで特定のニューロンのオン・オフを可能とした。
 オン・オフの切り替えが可能になったニューロンは『獲物の追跡』を制御するニューロンと『獲物への噛みつき』を制御するニューロンで、これらを独立して制御することでマウスの行動を操作し、狩りを行なわせることに成功した。

《参考:GIZMOOD(2017年01月20日付)》
h3

▼妊娠を経ることで、脳の構造が変化する

h2
【2017年01月16日】
 妊娠することで、脳内にある社会情報の処理に関する部位で神経回路の再構築が生じ、その変化が少なくとも2年間継続することが研究によって明らかになった。
 初の妊娠を経験した女性の脳をみると、他者の思考や感情・願望・意欲を理解する際に活動する脳の部位に変化が生じていた。この変化を経て、母親は乳児の要望を認識し、健全な親子関係を形成することで乳児の健全な情緒的成長を促進させると考えられている。

《参考:ライフハッカー(2017年01月16日付)》
h3

▼マサチューセッツ総合病院の科学者チーム「65歳を過ぎても脳機能を20代に保つ方法」

h2
【2017年01月15日】
 マサチューセッツ総合病院の科学者チームは、65歳を過ぎても脳機能が20代と同じという人々(=スーパーエイジャー)を対象に調査を行った。調査の結果、こうしたスーパーエイジャーの脳は他の同年代の人々の脳と比べて厚みのある領域が多いことがわかった。厚みが確認された領域は、パズルや頭脳ゲームのような認知プロセスを司る領域ではなく強い感情と結びついている領域だった。

 科学者チームの発表によれば、この領域を活性化するためには容易な作業や心地良い活動のみを行うのではなく、身体・精神のいずれかにおける一定のフラストレーション(ストレス)を克服することが必要であるとされている。

《参考:ライフハッカー(2017年01月15日付)》
h3

関連記事

  1. ここまできた!脳研究の最前線
  2. 最新研究(仮)
  3. 脳の最新研究(仮)
PAGE TOP